みなさんは人生が変わったと思う体験や価値観に触れたことはありますか?
ボクはそれが2019年3月8日からミャンマーに医療ボランティアに行ったことでした。
ジャパンハートから申し込んで参加しました。
ジャパンハート
「医療が届かないところに医療を届ける」をミッションとして活動している NPO。
ミャンマー、ラオス、カンボジアで海外医療活動を行っている。
https://www.japanheart.org/about/profile/
最初は、「困っている人達を看護師として力になりたい!」と思っていたけど、最終的には大きな気付きを与えてくれました。それは、「幸せの価値観」「仕事への姿勢」でした。
プロフィール
IT営業3年→看護師→フリーランス。
“ITで医療、介護業界の業務改善に貢献する”ためにシステム開発しています。
幸せの価値観
貧しい=不幸だと思っていた
ミャンマーのGDPは世界65位(1人当たりの名目GDPは153位)と日本は3位なので、日本と比べて決して経済的に豊かであるとは言えません。医療の面でも日本はフリーアクセス、国民皆保険なので誰もが平等に医療を受けることができます。対してミャンマーは国民皆保険制度がないので、「貧しい人は医療を受けられない」状況です。
※インフラも整っているとはいえず、手術中停電していました。
例えば日本では火傷をしたらすぐに病院で処置をしてもらいます。しかしミャンマーの事情は少し違いました。
ボクが関わった子供は、手の火傷をしたけどお金がないから、無償で受けるために2、3日トラックで家族総出で病院にきていました。それも火傷をしてからずいぶんと年月が経過しているので手の指がくっついており、それを元の形に戻す手術でした。
この文章をみると、経済的にも貧しくて、医療を受けられないから不幸そうだ。とボクも思っていましたが、全然違いました。
いつも彼ら、彼女は笑顔でした「家族と一緒にいられて幸せ」「家族が大切」と言っていました。
日本語を教えると、ものすごく嬉しそうに覚えて笑顔で「もっと知りたい」と笑っていました。
※体感で街中の半数くらいは日本車でした
幸せの価値観って、経済的な豊かさや裕福の度合いで決まるものじゃないと教えてもらいました。
貧しいから不幸そうだ。はボクの客観的な価値観で、
大事なのは、「自分が何に幸せを感じるか?」という主観的な価値観だと。
現代はSNSですぐに人の生活が見れます。
「あの人は自分よりお金を稼いでいて羨ましい」「自分より裕福な暮らしをしている」
ついつい他人と比較してしまいます。みなさんも経験ありませんか?
でも、大事なのは”幸せそう”だとか客観的な価値観ではなくて、
「自分が何に幸せを感じるか?」を考える主観的な価値観だと気づかされました。
仕事への姿勢
社会的課題を通して、人々の役に立つサービスを提供する
ボクの人生の理念として、「社会的課題を通して、人々の役に立つサービスを提供する」があります。これは、間違いなくミャンマーに行って決まった価値観です。
ジャパンハート創設者、吉岡先生とも少しだけお話させてもらう機会がありました。その中で印象に残った言葉がります。「自分を幸せにするためには人を幸せにするしかない」でした。
これ驚きませんか?
無償で医療を提供する活動をずっと続けているので人を幸せにするために、働いているんだと思っていました。でも吉岡先生は全然違うと。
「自分を大切にできるマックスが、他人を大切にできるマックスだから、まずは自分が幸せにならないといけない」という言葉が印象的でした。
ミャンマーでは、医療によって人生が変わる瞬間を見れました。
例えば、口唇口蓋裂で生まれてから手術もできず、村ではひどい扱いをされていたけど、医療を受けることによって人前に出られるようになった子。火傷で手が不自由だったけれど、医療を受けることによってQOLが劇的に改善した子。
ボタンティアのため金銭的報酬は一切ありませんが、それ以上に人のために働く喜びとか社会的課題のために仕事をする喜びが非常にありました。
だから、ボクもそういうことを仕事にしていきたいと心から思いました。
医療ボランティアに行って受け取る印象は人それぞれだと思います。
でも、確実に違う日本とは違う価値観、違う文化に触れることで得られるものは大きいと思います。
皆さんも、興味があれば参加してみてください。
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