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【図解】医療保険制度を分かりやすく解説!特徴と仕組みについて

医療保険制度が複雑すぎてわかりません・・・
訪問看護は医療保険と介護保険がありますからね。理解するのも大変です・・
はい・・
今回は、医療保険制度の概要を一緒に勉強していきましょう。

1.日本の医療保険制度の特徴


訪問看護は医療保険と介護保険、2種類の保険が使用されます。
介護保険の制度の概要は以前こちらの記事でも取り上げました。

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2つの特徴

日本の医療保険制度の特徴は、2つです。

①国民皆保険制度

②フリーアクセス制度

①国民皆保険制度

1つ目は、すべての国民が医療保険に加入している国民皆保険制度

日本では、国民全員が何らかの医療保険に加入しているので、安価で高度な医療を受けることができます。

発展途上国などでは経済的に困窮している家庭ではまともに医療を受けれない現状の国もありますよね
そうですね。

②フリーアクセス制度

2つ目は、全国どこでも、いつでも医療を受けられるフリーアクセス制度

具合が悪くなったり、風邪になったら私たちはどこの医療機関でも基本的には受診できます。これはフリーアクセス制度という日本の医療の特徴です。

海外では違うんですか?
例えばイギリスでは、家庭医にまずは診てもらい、そこから必要に応じて専門医療機関を紹介する流れになっています

自己負担割合

窓口での自己負担は1〜3割です。
年齢と所得により、負担割合は変わってきます。

こちらの表を参考にしてください。

厚生労働省 医療費の一部負担(自己負担)割合について
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000209890.pdf

しかし、2022年10月から、75歳以上でも一定以上の所得がある人の医療費の自己負担割合を、これまでの1割から2割に引き上げることになりました。

つまり、75歳以上の方は所得により1〜3割負担になるということですね

なんでそんなことになったんですか!?
日本は超少子高齢化社会なので、現役世代だけでは医療を受ける方達を支えるのが非常に難しくなっています。なので、後期高齢者の自己負担を上げようということですね。
私たちが後期高齢者になる頃には大丈夫なのでしょうか・・!?
どうでしょうかね・・!

2.医療保険の種類


私たちは国民皆保険制度であり、何らかの公的保険に加入しているから、安価で質の高い医療を受けることができます。
保険の種類は3種類ありますが、勤め先や年齢によって異なります。

3つの種類

被用者保険はさらに、以下の3つに分けられます。

・組合健保
・協会けんぽ
・各種共済組合

私は会社勤めになるので、被用者保険になりますね!

保険料は毎月給料から会社と折半して、天引きされているかと思います。
みなさんは毎月保険料を払う(天引きされる)代わりに、病気や怪我のときに安価で医療を受けることができます。

医療保険にも種類があるので、利用者の方がどの医療保険に加入しているのか?しっかり把握しておきましょう。

3.医療保険の仕組み

ちょっと待ってください。私たちって病院の窓口にいったら、3割しか払わないでいいじゃないですか?残りは誰が払ってくれているんですか?病院・・?(笑)
7割も病院負担だとすぐに病院潰れてしまいますね(笑)

それは、審査支払機関が支払っています。

審査支払機関は保険者に請求を行います。会社員だと給料から天引きされているから納めている意識はないかもしれませんが、毎月みなさんが支払っている保険料はこのような形で使われています。

4.医療保険の財源

次に財源をみていきましょう

厚生労働省 我が国の医療保険について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken01/index.html

保険料49.4%、公費38.3%、患者負担11.7%が財源です。
こうしてみると、みんなで支えあって医療保険制度は成り立っていることがわかります。

・日本の医療保険制度の特徴は国民皆保険制度、フリーアクセス制度

・窓口での自己負担割合は1〜3割

・医療保険の種類は3種類。被用者保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度

・医療保険の財源は保険料、公費、患者負担から成り立っている

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