今回は、人生会議について動画を作成しています。
人生会議
「もしものときのために、自分自身が望む医療やケアについて考え、家族や医療、ケアチームと話し合い、共有する取り組み」のことです。
プロフィール
IT営業3年→看護師→Web開発者
“ITで医療、介護業界の業務改善に貢献する”ためにシステム開発しています。
メディア掲載実績
【月刊】エキスパートナース2021年9月号https://www.expertnurse.shorinsha.co.jp/posts/20173102
次世代訪問看護師紹介特別編vol.44|江口仁紹さん〜特別編〜
https://visitcare-plus.co.jp/nextnurse-7484/
他にも、アニメで解説していますのでお時間あるときにどうぞ!
(以下の文章は、動画を文字起こしした内容になります。)
ボクは動画制作をやっていて、医師会や自治体と共同で人生会議の動画を作成したことがあります。ケーブルテレビや、出前教室などで使用されています。
今回は、
1.人生会議が推進されている背景
2.人生会議の進め方
この順番でお話ししていきます。
1.人生会議が推進されている背景
厚生労働省のパンフレットをみると、
「命の危険が迫った状態になると、約70%の方が、医療やケアなどを自分で決めたり望みを人に伝えたりすることができなくなる。」と書かれています。
確かに、ボクも看護師としてこういう場面に遭遇してきたように感じます。
例えば、新卒で3次救命救急センターにいた時に、90代の女性が、突然脳出血で倒れて、救急搬送されたことがありました。人工呼吸器を装着して身体は管だらけの状態でした。
家族がやってきて、「ああ、こんなはずじゃなかった・・」とか、「これ母親望んでいたことかな?」など葛藤する様子をみてきました。
背景でいうと、
命の危険が迫った状態になると、約70%の方が、自分の意思を人に伝えられなくなる。
その前に、どんな医療やケアを受けたいか、自分自身で考え、周囲の信頼する人たちと話しう必要性がありそうです。
2.人生会議の進め方
1.自分自身が大切にしていることは何か、考える
2.信頼できる人は誰か、考える
3.信頼できる人、医療、ケアチームと話し合い共有してみる
1.自分自身が大切にしていることは何か、考える
人生会議と聞くと、「死ぬ時のことを話し合う、縁起でもないこと」のイメージを持つ方も少なくないようです。
まずは、自分自身が、何を大切にしているか?を考えることが重要だと思います。
例えば、家族といるのが好き、旅行に行くのがすき、畑仕事が好き。など
大切にしていることを考えることで、それが実際のケアに活かされることがあります。
2.信頼できる人は誰か、考えてみる
あなたにとって、信頼できる人は誰でしょうか?
いざという時、自分の考えを表明できる状態にない可能性があります。
その際に「あなたらなきっとこう考えるだろう」と自分の価値観に沿った話し合いをしてくれる人は誰なのか?考えてみましょう。
3.信頼できる人、医療、ケアチームと話し合い共有してみる
自分が大切にしていること考え、信頼できる人を考えたら、実際に話してみましょう!
ただ、一度決めたことでも意思は変わるものです。
その都度、自分の信頼できる人、医療、ケアチームと何度も話し合いましょう!
■参考にした書籍、サイト
・厚生労働省「人生会議」してみませんか
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02783.html
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