ボクは訪問看護師として働いていたことがありますが、驚いたことがあります。
利用者の方から「こんないい制度があるなんて知らなかった。病気になったら病院にいくものだと思っていた」と言われたことが何度かあります。
今回は、3分で!アニメを使って在宅医療とは?を解説していきます。
プロフィール
IT営業3年→看護師→Web開発者
“ITで医療、介護業界の業務改善に貢献する”ためにシステム開発しています。
メディア掲載実績
【月刊】エキスパートナース2021年9月号https://www.expertnurse.shorinsha.co.jp/posts/20173102
次世代訪問看護師紹介特別編vol.44|江口仁紹さん〜特別編〜
https://visitcare-plus.co.jp/nextnurse-7484/
【アニメでわかる!】在宅医療 とは?何ができるの?なぜ推進されているの?
(以下の文章は、動画を文字起こしした内容になります。)
※演出の都合上、マスクをしていない場面があります。
在宅医療を分かりやすく言うと、「病気になっても住み慣れた家で過ごすことができる」
制度だと思います。国もこれからは在宅医療を推し進めて行こう!という感じです。
1.在宅医療が推進されている背景
2.在宅医療で何ができるか?
3.どうやったら利用できるのか?
この順番で解説していこうと思います。
1.在宅医療が推進されている背景
背景としては、2つあると考えます。
1つめは、国民のニーズであること
2つめは医療費の削減
①国民のニーズであること
突然ですが、みなさん、人生の最後をどこで、過ごしたいか考えたことはあるでしょうか?
内閣府が出した(「高齢者の健康に関する意識調査」)調査によると、最期を迎えたい場所を自宅と回答した割合が、5割以上います。
しかし、実際には約8割の方が病院で亡くなっている現状があります。
たしかにボクが病院で働いていたときも、「家に帰りたい」と言っていたけれど、病院で亡くなる方をみてきました。
在宅医療は、
慢性疾患などで通院が困難になったり、住み慣れた家で最期を過ごしたい方にぴったりのサービすですね。
②医療費の削減
国民医療費は2018年度で約43兆円。
2022年には団塊の世代がさらに順次75際以上に達することでさらに増加すると考えられています。過去10年間で平均2.4%/年のペースで増加しています。
このままだと、医療費も増加、国民負担増加するのを防がなくては!ということで、
入院費用よりも安くすむ、在宅医療を推進している背景があります。
2.在宅医療で何ができるのか?
「病気になっても住み慣れた家で過ごすサポートをするため」に多職種が携わります。
それぞれの職種が専門性を発揮して、ご利用者に関わっていきます。
その方の困ったことに対して、チームでサポートしていくイメージです。例えば、医師が訪問診療をして必要な薬の処方を 看護師が、在宅医の連携のもと、処置や療養の世話を行います。
家に薬剤師さんが薬を届けてくれたり、自力でお風呂が入れない方には、なんと!訪問入浴まであります。とても素晴らしいサービスですね。
制度的に詳しく言うと、医療保険や介護保険などありますが、また別の機会に。
3.どうやったら利用できるか?
在宅医療を受けたい場合は、状況により異なりますが、大きく2つ方法があります。
①病院の地域連携室に相談する場合
②直接問い合わせる場合
①病院の地域連携室に相談する場合
退院時には病院の地域連携室のソーシャルワーカーが相談にのってくれる場合が多いです。
②直接問い合わせる場合
現在の主治医からの紹介、ケアマネジャーの紹介などで直接、在宅医や訪問看護、問い合わせる方法です。
訪問できる距離は原則診療所から16km以内と制限があります。
介護保険を申請していない方は、市町村の窓口に問い合わせましょう。
お知らせ
自社オリジナルシステムで、業務効率化
まずはお気軽にお問い合わせください。