現在、自治体と市民向けに人生会議普及啓発動画や在宅医療介護サービス紹介動画などを作成しています。
実績
福岡県宗像市、山口県宇部市、富山県新川地域、愛知県稲沢市、山形県東根市
さまざまなところからお仕事を頂き動画制作しています。
動画はHPであったり、YouTube、ケーブルテレビ、在宅医療の講演会、老人会などで使用されています。
なぜ動画制作をしているのか?
看護師をする中で人生会議の重要性を知った
ボクは新卒1年目で大学病院の3次救命救急センターに配属されました。
救命救急センターは突然の事故、病気で救急車で搬送される方も多いです。
そこで印象に残った90代の女性の患者さんがいました。
突然倒れ、救急車で病院に搬送されて、体は人工呼吸器など管だらけ。
家族はそれをみて、「こんなはずじゃなかった・・本人もこれを望んでいるのか・・?」と延命に対してすごく葛藤していている姿が印象的でした。
そこでボクは
事前に治療やケアを話し合っておく、大切にしている価値観を話しておく、所謂人生会議をしていれば回避できたのか?と当時思いました。
在宅医療の選択肢があることを知らない人がいる
日本では約8割の方が病院で亡くなる現状があります。
しかし国民のニーズとしては約7割の方が「最期を家出迎えたい」ニーズがあり、ここにギャップがあります。
出典:平成30年 人生の最終段階における医療に関する意識調査
病院が身近にあることで、そもそも在宅医療の選択肢すらあることを知らない方がいることも感じました。
看取りに関わった利用者からいわれた一言
訪問看護をやっているときに、看取りに関わった利用者家族から言われた一言が印象に残っています。
「本当にお世話になりました。こんないいサービスがあるなんて知らなかったよ。みんなに伝えていってね」
この一言がすごく印象に残りました。その時に
「ああ、在宅医療介護という選択肢があることを知らない人がたくさんいるんだ」と思いました。
選択肢は多い方がいい
人生会議の重要性を知った
在宅医療という選択肢あることを知ってもらいたい
この理由から動画制作をしてみようと思いました。選択肢があることで人生が豊かになることはあると思います。少しでも人生会議や、在宅医療という選択肢もあるということを知ってもらえると嬉しいなと思います。
どんな動画を作成しているか?
その地域になじみやすいような動画にしています
視聴者は高齢者の方も多いので、テンポはゆっくり語りかけるようなナレーションを意識しています。また、その地域の方言を使用したり、馴染みのある習慣(畑仕事等)や場所などを取り入れ、視聴者に親近感を持ってもらえるようにしています。
山形県東根市:さくらんぼが全国的にも有名であり、果汁農園の写真や方言を活用しています
動画の有効性
①圧倒的な情報量
②アニメーションで日本人に親しみやすい
③受動的なメディア
①圧倒的な情報量
出典: Forrester Research Dr. James McQuivey“How Video Will Take Over The World”
まずは情報量が多く伝えられるということです。
例えば、人生会議普及啓発動画の従来の普及啓発方法はパンフレット、HP、ポスター、寸劇などが中心でした。
動画にすることで情報量が多く伝えられ、かつ何度でも見返すことができます。
②アニメーションで日本人に親しみやすい
日本人は小さい頃からアニメが身近にあります。
また、人生最期の話などテーマが重い話題でもアニメーションにすることで分かりやすく伝える事が可能です。
ストーリー形式で伝える事で幅広い世代にみてもらえ家族で話し合うきっかけにもなります。
③受動的なメディア
従来の普及啓発はHP,パンフレット、ポスターなどが主流でした。
ただ、高齢者にとっては字が見えづらかったり、手にとって見るという行動まで結びつかなかったりすると考えました。
動画であれば、ただ視聴するだけで情報が入ってくるので、伝わる内容になります。
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