アニメでわかる!

【アニメ】2025年問題を分かりやすく解説!もうすぐ迫りくる危機について

ご存知の通り、日本は2025年に向けてさまざまな課題が山積みです。
あとたった4年で人類史上誰も経験したことのない「人口構造上の問題」がやってきます。

今回は、以下の問題にフォーカスを当てていきます。

①「看取り難民問題」
②「高齢者の孤独問題」
③「認知症の問題」

プロフィール

IT営業3年→看護師→Web開発者

“ITで医療、介護業界の業務改善に貢献する”ためにシステム開発しています。

https://y-yours.biz/

メディア掲載実績

【月刊】エキスパートナース2021年9月号https://www.expertnurse.shorinsha.co.jp/posts/20173102

次世代訪問看護師紹介特別編vol.44|江口仁紹さん〜特別編〜

https://visitcare-plus.co.jp/nextnurse-7484/

他にも、アニメで解説していますのでお時間あるときにどうぞ!

【アニメでわかる!】訪問看護の1日って?実際にどんなことしているの?アニメで1日をわかりやすく紹介!今回は、訪問看護師の1日について紹介していきます。 注意点としては、1日のスケジュールは事業所によって違いがある。 ということです。...

(以下の文章は、動画を文字起こしした内容になります。)

2025年問題とは何か?

約650万人いる団塊の世代がすべて75歳以上になり、特に都市部で医療・介護の提供体制が追いつかなくなる問題のことです。
団塊の世代とは、1947〜49年に生まれた世代のこと

この世代は、戦後生まれで、まさに日本の高度経済成長の立役者です。
終戦後、物質的にも決して豊かではなかった日本を、ここまで豊かにした世代であり、
とても感謝しています。

①看取り難民問題

厚生労働省が出した推計で、衝撃的な数字があります。今後死亡者数が急増し、2030年には約47万人が、いわば「看取り難民」になる可能性があることです。現在は死亡場所の約7割が病院ですが、そのベッドが圧倒的に足りなくなると言われています。

2030年には、年間で約160万人が亡くなる多死社会になります。
そのため、ある在宅医の話では、都市部で高齢者の看取りのために、救急病院に長い列ができて、救急医療も破綻する可能性がある」ということです。

そのために、国は、「病院完結型」から、「地域完結型」への転換を目指しています。
ボクも「最期は家で迎えたい」と希望する方の願いを叶えるために、訪問看護をしていた経験があります。
また、1人1人が、自分自身が受けたい医療やケアを考える、人生会議も大事になってくると思います。こちらの動画も参考になると思うので、お時間ある時に見てみてください。

②高齢者の孤独問題

ボクは訪問看護師をしていて、驚いたことがあります。
それは、「高齢者の孤独問題」です。
「1人は寂しい。こんな寂しいなら死んだ方がましだよ」と何人か言われたことがあります。逆に、「1人はいいよー。楽だよー。」と感じる方ももちろん、いらっしゃいます。

2025年には高齢者の1人暮らしはなんと、約751万にも増加する見込みです。
これからさらに、高齢者の孤独問題は深刻化すると言っても過言ではなさそうです。

なぜこの問題が起きているか?ボクの考えを言うと、

・「役割の喪失」
・「生きがいの喪失」
・「繋がりの喪失」

だと思います。

今まで、社会のために一生懸命働いてきて、誰かの役に立つ。という経験をしてきたのに、いきなり自分が”介護される側”になってしまう。

ある日デイサービスを頑なに拒否していた方に訳を聞いてみると「あそこは、同じ老人の集まりだからさ、ずっと介護されてると自分がもっと老ける気がする」と言う言葉には考えさせられました。

「お年寄りは、介護される存在ではなくて、地域の社会資源」と考え、実践している事業所があることは本で紹介されています。

この高齢者の孤独問題は地域全体として考える必要がありそうです。

③「認知症の問題」

認知症の高齢者は2012年では462万人。2025年には約700万人になると予想されています。
65 歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症という訳です。

厚生労働省は認知症への取り組みとして、共生と予防の2本柱で取り組むと記載されています。

いろいろ施策は記載されていますが、個人的に大事だなと思うところは、
「認知症は誰にでもなるものですよ。だから、これからは地域で支えていくことも必要になってきますよ」という内容です。

地域で支えるとは具体的にどういうことか?
ここでは、ボクの地元でもある福岡県大牟田市の取り組みを紹介します。

大牟田市は「地域全体で認知症の方を見守る」取り組みをしています
例えば、ボクも参加したこともある、ほっとあんしんネットワーク模擬訓練では、認知症の人が行方不明になったという設定で、家族からの通報~連絡~捜索~発見・保護という一連の流れを実際に行います。
この取り組みは以前から行われていて、実際に中高生が訓練ではなく、お年寄りの方に声かけして警察に連れて行ったこともあるようです。

興味深いのは、いわゆる”徘徊”という言葉を使っていないことです。
認知症の方は、その方なりの理由があって、行動しているわけです。なので、“徘徊”をなくすのではなく、安心して“徘徊”できる町にしようということを理念にしたというのが興味深いですね。

■参考にした書籍、サイト
・日本で老いて死ぬということ
https://www.amazon.co.jp/dp/402251387X/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_21RNDFDHZ2CZ1QD3M1XS

・社会保障クライシス
https://www.amazon.co.jp/dp/B075JXK6BM/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_3K8Q52XETBPZA24KPMW4

・厚生労働省 認知症施策推進大綱について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000076236_00002.html

・認知症施策の総合的な推進について
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000519620.pdf

・福岡県大牟田市
https://www.city.omuta.lg.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=14907&class_set_id=1&class_id=136

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