看護学校

【社会人から看護師へ!】働きながら看護学校へ。それって可能?

社会人から一歩踏み出して看護師の道へ。とても素敵だと思います。

働きながらでも通えるの?

アルバイトはできる?

実習期間中はアルバイトできる?

社会人から看護学校へ入学する方にはこんな悩みがあると思います。

結論、

フルタイムで働きながらは無理。准看護学校なら昼間働きながら可能です

今回は、社会人看護学生がどうやって金銭面をクリアしてきているか、

奨学金のことについても触れていきます。

著者プロフィール

社会人として営業を経験した後、24歳の時に看護専門学校へ入学。27歳で看護師免許取得。新卒で大学病院入職。

ボクは24歳で社会人経由して看護学校へ入学しています。

金銭面ですが、奨学金+アルバイト+実家に戻って節約で何とか頑張っていました。

まわりの社会人学生もそうした方が多かった気がします。

看護学校の学費総額

学校種別 学費総額
大学(私立)4年間 約500〜700万
大学(国公立)4年間 約250万
短大(私立)3年間 約400万
短大(国公立)3年間 約250万
専門(私立)3年間 約250〜300万
専門(国公立)3年間 約60万
准看護学校 2年間 約100万

運営母体、学校により差があるので詳細は志望の看護学校を調べてみてください。

働きながら看護学校は実習があるから無理

「働きながら」の動機は金銭面

学業に専念したい!は当たり前ですよね?

ただ、学費を支払うために金銭面が不安・・という方が多いと思います。

看護専門学校、看護大学の場合、学校が終わり夕方決まった時間に定期的にお仕事するというのはほぼ不可能に近いです。なぜなら実習+試験が看護学校はまあ大変だからです!

准看護学生の方は過去記事でも紹介しましたが、48%の方が医療機関で働きながら通っているというデータがあるそうです。(過去記事参照)

社会人から看護学校へ入学。学校選びを2つの視点で考えてみる社会人から看護師へ転職。不安ですよね。 看護師としてうまくやっていけるのか、看護学生を乗り切れるのか・・・。クラスメイトとうまくや...

ただ、看護専門学校、看護大学は厳しい・・!

そこでまわりの社会人学生、現役生は金銭面をどうしていたか。

参考程度に4つご紹介。

アルバイトをする

クラスの半分以上がアルバイトをしていたと思います。

ただ、実習期間中はほとんどアルバイトできないと思ったほうがいいかもしれません。

いやいや、土日はさすがに大丈夫でしょう!

と思うかもしれませんが、実習記録の進捗具合なので何とも(笑)

実習期間中の平日はよっぽど効率に自信がある人でないと厳しいと思います。

ボクの友人は稼ぐために実習期間以外は夜勤で看護助手として働き、そのまま学校に行くという人がいましたが、それができる人は体力オバケの本当に一部だと思います。

貯金を崩しながら通う

これができれば理想的ですね。

社会人ならある程度貯金はあるかもしれません。

ただ、学費+在学期間の生活費を考えるとやや厳しいでしょうか。

実家に戻り固定費を削る

ボクはこの戦術を思う存分活用しました(笑)

収入を増やすよりも、無駄な支出を減らす方がよっぽどいいと思います。

奨学金を利用する

ボクも奨学金利用していました。まわりの社会人学生も利用している方は多かったですね。

大きく種類は3つに分かれるでしょうか。

  1. 各都道府県による看護師等修学資金
  2. 独立行政法人・日本学生支援機構の奨学金
  3. 病院奨学金

①各都道府県による看護師等修学資

看護師になった後に都道府県内の各医療機関に就職し働いてもらうようにすることを目的としてサポートする奨学金制度。

②独立行政法人・日本学生支援機構の奨学金

看護学生に限らず、奨学金の貸付を行っています。

③病院奨学金

その病院で一定期間働く事により返済が減額または免除されます。

②独立行政法人・日本学生支援機構の奨学金を選んだワケ

ボクは①、③の選択肢はせずに②日本学生支援機構から奨学金を借りていました。

①、③の最大のメリットは返済が免除、減額されることにあります。

これはとんでもなく大きいメリットです。

ただ、①、③のデメリットは特定期間、病院などで働かなければいけない。ということです。

いやいや、奨学金が免除、返済されるんやったら全然いいやん!!

と思うかもしれませんが、

・希望する病院に就職できない

・職場環境が合わないと思っても辞められない

・地方から都会に行きたくても行けない

これはボクにとってはとんでもないデメリットに感じました。

看護師って基本的にどこでも就職できます。これは本当にすごいことです。

大学病院で専門的な知識も学ぶことができるし、地方でのんびり暮らしながらゆったりとした生活できるし、都会でいろいろな人と出会ってたくさんの経験、たくさんの選択ができます。

そしてTwitterなどで「看護師 辞めたい」で検索してみてください。

現役看護師の断末魔があちこちで聞こえてきます。(笑)

就職しても職場が合わないことだってもちろんあります。

ただ、奨学金を借りているというだけで絶望的な気分で職場に強制的に行かなければいけなかったりします(病棟配置などは変えてもらうことはできます)合わない職場は自分にとってもストレスですからね。

自分の健康と体験はお金には変えられない価値があると思って、ボクは日本学生支援機構を選択しました。

在学期間は学業に専念したほうがコスパが最も良い

ボクは奨学金+アルバイト+実家に戻って節約して看護学生時代を乗り越えました。

看護学生は大変です。現役で頑張っている人を本当に尊敬していました。

実習をクリアしないともちろん進学できないし、国家試験を受ける資格もない訳です。

お金の心配はもちろんあると思いますが、アルバイトや仕事を頑張りすぎて留年したらコストが倍かかってくるので、在学期間は学業に専念したほうがコスパは最も高いと思いと思います。

看護師の平均年収は483万円と言われています。

もし、仕事やアルバイト頑張りすぎて国家試験や留年したら、1年分の483万円損しているようなもんですからね・・!

・フルタイムで働きながらは無理。体力オバケなら可能かも

・どうしても働きながらでないと厳しい場合は准看護学校も視野に

・在学期間は学業に専念した方がコスパが最も高い

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です